【コラム】ココイチの優待でカレーを食べたい。でも私は壱番屋(7630)の株を買わない

コラム

昨日(2026年6月26日)、壱番屋(7630)——みんな大好き「CoCo壱番屋」を運営する会社の決算が発表されました。実は私、ココイチが大好物でして。決算のたびに、心の中で小さな誘惑がささやくのです。「株主になって、優待でカレーを食べたらいいじゃないか」と。今日は、その正直な”二律背反”を書かせてください。

優待でカレー。これがたまらなく魅力的

壱番屋の株主優待は、100株保有で年2回・各1,000円分(年間2,000円分)の食事優待券。CoCo壱での食事はもちろん、テイクアウトやレトルトカレーとの交換にも使えます。カレー好きにとっては、これほど”うれしい紙切れ”はありません。優待券を握りしめてお店に入る自分を想像すると、もう、ね。毎回ぐらつきます。

でも、数字を見ると我に返る

そこで、いつも私を現実に引き戻してくれるのが「数字」です。今の壱番屋は——

  • 配当利回りは約1.84%。私が軸にする「高配当」の水準には、正直届きません。
  • PERは約51倍と、かなり割高。人気と知名度ゆえに、株価にプレミアムが乗っています。
  • 昨日の決算(第1四半期)も増収・減益(営業利益−14.3%)。おいしさは一級品でも、足元の利益は伸び悩んでいます。

優待を金額換算すれば総合利回りはもう少し上がりますが、優待は「現金の配当」ではなくモノ。使い切る手間もあれば、将来の制度変更(改悪)リスクもあります。私の投資の軸は、あくまでキャッシュで積み上がる高配当。そこに立ち返ると、壱番屋を「投資先」として選ぶ理由は、残念ながら見当たらないのです。

ファンであることと、株主であること

「好きな会社の株を持ちたい」という気持ちは、とても自然で、否定するものではありません。でも私は、“好き”と”投資”を分けることにしています。ココイチには一人のお客として通い、カレーは自分の財布で堂々と食べる。投資のお金は、配当をきちんとくれる銘柄に働いてもらう。役割を分けたほうが、たぶん長く、気持ちよく付き合えます。

優待ほしさに軸をぶらすのは、いちばん避けたいこと。「投資は才能じゃない、選択だ」——こういう小さな誘惑に、その都度きちんと”選択”していくことの積み重ねなのだと、カレーを前にして改めて思うのでした。さて、明日のお昼は、優待券ではなく自腹でカレーにしようかな。


※本記事は個人投資家による情報整理・意見であり、特定銘柄の売買や優待の取得を推奨するものではありません。記載した数値は2026年6月26日時点の概算で、配当・優待・業績は会社の決定により変動します。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

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