先日のコラム記事で取り上げた、スペースX(SPCX)のナスダック上場が、一昨日2026年6月12日に実現しました。「お祭りは見物席から」と書いた立場として、結果を簡単に振り返っておきます。
結果:予想を上回る「大入り」
IPO価格は135ドルでしたが、初値は150ドルとすでに+11%。そこから初日の取引中に176.52ドルまで上昇し、終値は161ドル前後(+19%)で取引を終えました。
- 調達額750億ドル ― 2019年のサウジアラムコを超え、史上最大のIPOを更新
- 時価総額2兆ドル超 ― 上場初日にして世界トップクラスの企業に
- 個人投資家の買いはNVIDIAの3.5倍以上との報道も
コラムで「世界中が沸いている」と書いた通り、結果としても文字通りの「お祭り」になりました。
見物席から見て、感じたこと
+19%という初日の値動きは、率直に「すごい」と思います。一方で、コラムで触れた2021年のリビアンも上場直後は大きく買われ、その後高値から9割下落しました。初日の熱狂と、その後の評価が一致するとは限らない ― という構図は、今回も変わっていないように見えます。
私の個別株投資の軸は「高配当×長期保有×NISA」のままです。スペースXに配当という評価軸が生まれるのは、まだ先の話でしょう。今回の結果を見ても、「買わない」という判断を変える材料は特にありませんでした。
それでも、「もう一つの軸」は静かに動いている
コラムで一番伝えたかったのは、eMAXIS Slim オールカントリーやS&P500を通じて、いずれ自動的にスペースXの株主になる可能性があるという点でした。時価総額2兆ドル超という規模は、指数への組み入れが検討される土台として十分すぎるほどです。
組み入れの実現にはまだ時間がかかりますが、今回の初日の結果を見て、「いつか自分のインデックスファンドの中にスペースXの欠片が入ってくるかもしれない」という話が、一段と現実味を帯びてきたように感じます。個別株は今日も配当をくれる銘柄たちに、成長の果実はインデックスに。お祭りが盛り上がるほど、この役割分担のありがたさを実感します。
まとめ
史上最大のIPOは、初日+19%という結果で「お祭り」を証明しました。私はこれからも見物席から見守りつつ、配当をくれる銘柄たちとインデックスの積み立てを、いつもと変わらず続けていきます。
免責事項
本記事は筆者個人の見解をまとめたコラムであり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。記載した数値は記事執筆時点の報道に基づくものです。投資判断はご自身の責任において行ってください。


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