今朝の市場メモです。7月29日の米国市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を据え置いたにもかかわらず長期金利が上昇したことに加え、中東情勢を巡る原油価格の乱高下、半導体株の下落が重なり、NYダウ・S&P500・NASDAQの主要3指数がそろって大きく下落しました。
今朝の市場(前日比)
| 指数 | 水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 51,594.14 | -2.19% |
| S&P500 | 7,316.15 | -1.52% |
| NASDAQ総合 | 24,442.94 | -1.74% |
| 全世界株 MSCI ACWI(ETFで代用) | 152.47ドル | -1.34% |
| ドル円 | 163.37円 | -0.30% |
※全世界株はオルカンが連動するMSCI ACWIの目安(ACWI ETFで代用)です。
参考:私の保有オルカンの基準価額
私が保有しているeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の基準価額は38,091円(前日比-0.24%)でした。オルカンは1日1回の更新のため、前日の海外市場の動きを反映した”1日遅れ”の値である点にご留意ください。
今朝の背景 ― なぜこう動いたか
- FOMCは政策金利を据え置きも長期金利が急伸:FRBは7月28〜29日開催の会合で政策金利を3.50〜3.75%で据え置きましたが、委員のうち3人は利上げを主張して反対票を投じました。インフレ抑制が不十分ではないかとの見方から債券市場で長期金利が上昇し、30年国債利回りは2007年以来の高水準まで上昇。この金利上昇が株式相場の重しとなりました。(Yahoo Finance、Bloomberg)
- 原油価格が乱高下、中東情勢に振らされる展開:トランプ大統領がイランへの攻撃を強める考えを示したと伝わり、WTI原油先物が一時前日比7%超上昇する場面がありました。その後、大統領がイランとの軍事衝突の拡大回避に言及すると原油高は一服。この過程で強まっていた「有事のドル買い」も巻き戻され、ドル円は163円台後半までじり安となりました。(日本経済新聞、外為どっとコム)
- 半導体株の急落がナスダックを直撃:半導体製造装置大手KLAが示した2026年7〜9月期の収益見通しが市場予想に届かず、同社株が急落。これに連れてAMDやサンディスクなどメモリー・ストレージ関連銘柄も売られました。韓国コスピは2営業日連続でサーキットブレーカーが発動され一時8%急落するなど、アジア市場にも波及。ナスダック総合は年初来高値から10%超下落する場面となりました。(CNBC)
- ハイテク大手の決算発表も相場の変動要因に:マイクロソフトやメタ・プラットフォームズなど大手ハイテク企業の決算発表が相次ぎ、内容への評価が分かれたことも相場のボラティリティを高めました。(Yahoo Finance)
長期投資家としての一言
FOMCの結果、中東情勢、半導体株の調整という複数の材料が重なり、主要3指数がそろって大きく下落する1日となりました。長期金利の上昇や地政学リスクは短期的に相場を揺さぶりますが、こうした材料は移り変わりが早く、その都度反応して売買を急いでも良い結果につながるとは限りません。積立や長期保有の方針であれば、値動きの大きい日ほど淡々と見守る姿勢を心がけたいところです。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。掲載データは執筆時点のものであり、その正確性を保証するものではありません。


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